もしも、「日本」の国号の裏にこんなラブストーリーがあったら
2004年、かつての中国の都、長安(現在の西安市)のとある工事現場において世紀の大発見があった。
それは当時、遣唐使として派遣され、34歳の若さで亡くなったとある無名の留学生の石刻墓誌であった。
彼の名は「井真成(いのまなり)」。そして、真成の墓誌に刻まれた「日本」の文字こそが、世界最古の「日本」という国号が刻まれた石刻資料だったのである。
もしも、この歴史的発見となった墓誌作成の裏に、切ないラブストーリーがあったとしたら、果たしてそれはどのような物語だったのだろうか・・